X線非破壊検査システム
高分解能マイクロフォーカスCTスキャナ
TXS-33000FD/32300FD
用途 | アルミダイカスト・電池・小型電子部品・実装基板・モールド品・樹脂・繊維 他 |
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高エネルギーから低エネルギーまでの全X線領域でコントラストが高く、ダイナミックレンジの広い透視画像とCT画像を得ることができる汎用性に優れたX線CTスキャナです。品質管理から精密解析まで様々な応用が可能です。
特長
FEATURES
汎用性の高いCTスキャナ
300kV仕様/230kV仕様
マイクロフォーカスX線発生装置と新型X線検出器を採用し、低エネルギーから高エネルギー領域まで対応することで検査・解析における汎用性の高いCTスキャナのラインナップを用意しました。
最大管電圧300kV/230kVのX線発生器と最適な検出器の搭載によって、透過能力を向上させた300kV モデルと、低エネルギーでの高画質も実現した230kVモデルのCTスキャナです。
高画質なCT画像
それぞれのX線発生器に最適な検出器を組み合わせることで、230kVモデルは軟X線をより多く取り込むことができ高コントラストで驚きの高画質化を実現、300kVモデルは高エネルギー領域での透過能力をアップさせ、透過の厳しい大型部品や重金属部品でも高分解能化で高画質を実現しています。更に、独自のHDR画像処理による高コントラスト化と画像再構成の高速化を実現し、短時間で高画質なCT画像を得ることができます。また、CT撮影で重要なオートセンタリング、全自動再校正で操作性を向上、更にコリメータによる散乱線軽減機能で画質向上を図っています。
ユーザインタフェースを一新
直感的な操作を実現
簡単にCT撮影可能な『スマートモード』を用意しました。
STEP1 撮影範囲を指定…外観/透視画面/CT撮影画面
STEP2 オートボタンで材質とサーチ条件を自動取得
STEP3 任意の画質・撮影時間選択
自動校正機能によりスキャン位置校正、エアデータ収集、オフセットデータ収集などが自動的に行われ撮影を実行します。また、自動スキャン位置指定機能により、最適な拡大率となる位置まで試料テーブルが移動します。従来の『エキスパートモード』を継承し、目的に合わせたCTスキャン撮影も可能です。
保守メンテナンス性と安全性の向上
高圧発生器一体構造の採用により高圧ケーブルが無くなり、面倒なグリスアップ作業が不要です。
管球内で生じた放電によるケーブル破損のトラブルも無くなり、更に、装置外に高圧発生器がないため安全です。
X線発生器のフィラメント交換は「クリックインカソード方式」を採用し交換作業が容易(フィラメントの軸調整作業が不要)です。
試料扉には電磁ロックとX線インターロックの二重安全構造を採用しました。また、試料扉を閉める際の挟まれ防止機能も装備しています。
画像例
IMAGE EXAMPLES
仕様
SPECIFICATION
基本仕様 | ||
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型式 | TXS-33000FD | TXS-32300FD |
X線発生器 | 300kV | 230kV |
X線最小焦点寸法 | 4μm | |
X線検出器 | FPD※ | |
試料最大外形 | Φ420×H450mm | |
最大スキャンエリア | Φ420×H320mm | |
最大搭載質量 | 20kg |
※ FPD(フラットパネルディテクタ)
X線発生器 | 230kV |
---|---|
X線最小焦点寸法 | 4μm |
X線検出器 | FPD(フラットパネルディテクタ)8インチ/16インチ |
サンプル最大寸法/質量 | Φ420×H450mm/20Kg |
最大スキャンエリア | Φ420×H320mm(16インチ) |
本体外形寸法 | W2380×D1670×H1800mm |
本体質量 | 約4000Kg |
漏洩線量 | 1μSv/h以下 |
電源/接地 | 単相 AC100V、4kVA/D種 |
X線発生器 | 300kV |
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X線最小焦点寸法 | 4μm |
X線検出器 | FPD(フラットパネルディテクタ)8インチ/16インチ |
サンプル最大寸法/質量 | Φ420×H450mm/20Kg |
最大スキャンエリア | Φ420×H320mm(8インチ/16インチ) |
本体外形寸法 | W2380×D1670×H1805mm |
本体質量 | 約4800Kg |
漏洩線量 | 2μSv/h以下 |
電源/接地 | 単相 AC100V、4kVA/D種 |
事例
CASE EXAMPLE
ダイカスト部品解析
・巣の解析
自動検出したダイカスト部品の巣を、数百μm単位で体積別に色分け表示し、巣の分布状態を3次元表示で確認できます。
・設計値比較
撮影データと3次元CADデータを重ね合わせて、実物と設計値の差を色分け表示できます。
アルミダイカスト巣解析
アルミダイカスト設計値比較